上部(食道・胃・十二指腸)と下部(大腸)の消化管内視鏡、CT、腹部超音波検査、X線透視を駆使し、消化器がんの早期発見・早期治療を行っております。
最近では、がんの診療ガイドラインが発表されており、推奨されている標準治療を当科でも原則として提案しています。しかし、実際に個々の患者さんに最適な治療は全身状態や希望によっても変わります。特に最近では、高齢あるいはがん以外の併存疾患を有する患者さんが多く、標準治療が高リスクな場合や限界もあります。従って、標準治療をベースとして、個々の患者さんに最適な個別化治療を提案できるように、経験を積んだ医師が治療法を検討しています。
大腸がんとは
大腸は1.5m~2m程の長さで、結腸、直腸S状部、直腸に分けられます。大腸は小腸からの液状の便から主に水分を吸収し、固形の便にして肛門に運びます。
大腸がんの症状はがんの部位によって異なります。小腸に近い部位では大きくなるまで症状は出にくく、しこりとして見つかることが多い。肛門に近い部位では出血、便秘、便が細くなる症状を契機に発見されることが多いです。
大腸がんは近年増加しており、大腸がんの死亡率は女性では第1位、男性では肺がん、胃がん、肝がんについで第4位です。
大腸がんの検査法
便潜血反応
便に血液が混じっていないかを調べます。症状がない場合の検査として行われます。陽性であれば大腸内視鏡検査や注腸造影検査を行います。
注腸造影検査
肛門から造影剤(バリウムなど)と空気を流し込んで大腸の形の変化から病変を見つけます。がんの位置、大きさを評価します。
大腸内視鏡検査
肛門から内視鏡を挿入し、大腸を直接観察します。顕微鏡による診断のために病変から細胞を採取することができます。また良性ポリープや早期がんであれば切除することもできます。
心配がございましたら直ぐに受診して下さい。
院長 藤平 威夫
日本医科大学大学院卒業
医学博士
専門領域 | 総合診療科、消化器外科、外科、腫瘍外科、肝胆膵外科、大腸外科、胃腸科、乳腺・甲状腺外科、救急医学 |
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所属学会 資格 |
日本外科学会認定医・専門医 日本消化器外科学会認定医・指導医 消化器がん外科治療認定医 日本医師会認定産業医 NST認定医 日本臨床外科学会 日本癌治療学会 日本静脈経腸栄養学会 |
第二消化器外科部長 藤平 威明
東海大学医学部卒業
専門領域 | 一般外科、消化器外科 |
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所属学会 資格 |
NST認定医 |