医療法人社団 威風会 栗山中央病院

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Tel.043-421-0007 〒284-0027 千葉県四街道市栗山906-1

結石破砕センター

最新型の結石破砕装置(ESWL)を備えています。ESWLは、手術と比べ、身体にメスをいれませんから、傷跡が残らず、治療後の痛みも軽度で、入院期間も短くすみます。

尿路結石に対する体外衝撃波破砕術

尿路結石とは

尿路とは、腎臓の腎杯から始まり、腎盂、尿管、膀胱、尿道に至る尿の通路です。尿の中に溶け込んでいる物質が何らかの具合で固まってこの尿路にできた結石を尿路結石といいます。尿路のどこに結石が存在するかによって、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石などと呼びます。

体外衝撃波破砕術とは

衝撃波を水中で発生させると、そのエネルギーはほとんど弱まることなく焦点に集めることができます。この原理を応用して、結石破砕装置の電極で衝撃波を発生させて体内に伝え、エックス線で位置を確認した尿路結石に衝撃波を集中して、結石を少しずつ砕いていき、最終的に粉々にします。
この方法は体にメスを入れないで結石を砕いて取り除き、腎臓の機能を保存できるので、患者様の苦痛は非常に軽減されました。

当院では、各種ある衝撃波発生方式の中で、最も結石の破砕力が強く、最も確実に安全に、体外衝撃波破砕術を行えるスパークギャップ方式を採用した、最新鋭の、体外衝撃波結石破砕装置で治療を行っております。

体外衝撃波破砕術の適応は

尿路結石の治療法には、

  1. 保存的治療:鎮痛剤で疼痛を抑え、十分な水分摂取と運動で、自然に体外に排泄させる。
  2. 体外衝撃波破砕術:前記。
  3. レーザー治療:内視鏡と高出力ホルミウムヤグレーザーにより結石を破砕する。
  4. 経皮的砕石術:皮膚に小さな穴を開けて腎臓にカテーテルや内視鏡を直接挿入して結石を砕き摘出する。
  5. 外科手術(開腹手術)などがあります。

直径4~5mm程度の小結石には、(1)を行います。
それ以上大きな尿路結石で、腎結石、尿管結石には(2)の体外衝撃波破砕術を行います。尿路結石のうち膀胱結石、尿道結石には(3)のホルミウムヤグレーザーが有効です。
(4)と(5)は尿管に通過障害がある場合や結石が尿路粘膜に強固に癒着している場合などが対象になります。
体外衝撃波破砕術が開発され普及してからは、(1)と(2)が主流であり、外科手術を行うような症例はほとんどありません。

治療の手順

当院では、体外衝撃波破砕術の治療は、入院して行います。体外衝撃波破砕術の治療にかかる時間は約40~60分位です。治療中に鈍く響くような痛みを感じることがありますが、鎮痛剤を使用し除痛管理を行いながら施行します。結石が2cmを超える硬い結石の場合など、1回の体外衝撃波破砕術で不十分な場合、間隔をおいて繰り返して行います。

治療の危険性

体外衝撃波破砕術の後の結石の排泄が不十分で小結石が残ってしまった場合、結石の再発につながる可能性はありますが、通常は問題にならないことが多く、経過観察で十分です。
細菌感染を伴っているようないわゆる感染結石(サンゴ状結石という腎盂内の大きな結石に多い)の場合、発熱や時に敗血症をきたす場合があります。そのためにも入院の上、十分な輸液と抗生剤の投与が必要です。

治療前後の注意

治療当日(治療前)は、朝食を取らずに来院していただきます。治療後はすぐ食事を取ることも可能です。砕いた結石の排泄を促進するために水分を十分に取り、体を動かすようにします。一過性の血尿が見られることがありますが心配はありません。砕いた結石の排泄促進を目的に輸液を行いますので、血尿も自然に消失します。稀に発熱や疼痛が出現しますが、抗生剤の投与や鎮痛剤により改善します。

当センターで使用する機器

体外衝撃波結石破砕装置

NOVAアルティマ

回転式リフレクター、トライジェンジェネレーター、9インチⅩ線透視装置など、最新技術の導入により、体外衝撃波結石破砕装置に求められる強力な破砕力、正確な位置決めおよびモニタリング、さらには究極の操作性、データ管理機能、患者様の快適さを極めました。

衝撃波発生装置スイッチひとつでリフレクターを180度回転させることにより治療台の上からも下からも衝撃波をあてることができます。この機能により患者様にとって最も楽な、仰臥位での中部、下部尿管結石治療が行えるようになりました。
また、各種ある衝撃波発生方式の中で最も破砕力が強いとされるスパークギャップ方式を採用、そしてキメ細かい破砕力調整を可能とした、独自開発のトライジェン方式を搭載し、確実かつ安全に結石の破砕を行います。

9インチⅩ線透視装置9インチⅩ線透視装置は、3段階ズームなどの様々な機能を有し、治療成果を最大限に引き出す結石と体外衝撃波焦点との位置合わせが、正確かつ容易なものとなっております。


体外衝撃波結石破砕装置 デュエット
次世代型 Dual Shockwave Lithotripsy(DSWL)

体外衝撃波結石破砕装置 デュエット

  • デュアル・リフレクターを装備
  • 仰臥位で全ての結石治療が可能
  • 再位置合わせ不要でデュアル・リフレクターの切り替えが可能
  • 最大9インチ透視野の高品質な透視画像から機能的な位置決め・モニタリングが可能

仕様

衝撃波発生装置 水中放電電極方式
衝撃波パラメータ エネルギー:10段階
衝撃波トリガー 心電図同期、内部同期
イメージング 電動Cアーム透視装置(9インチイメージ、回転陽極式X線管球、CCDカメラ、リモートコントロール方式)画像制御装置(デジタル画像処理機能、総合患者データファイル機能)
電動治療テーブル リモートコントロール方式、高さ:30cm、縦横:10cm、傾斜:±10°