医療法人社団 威風会 栗山中央病院

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Tel.043-421-0007 〒284-0027 千葉県四街道市栗山906-1

肛門外科

肛門外科では、内痔核、外痔核、痔瘻、肛門周囲膿瘍、肛門周囲そう痔症、肛門がん、直腸がんなどの治療を行っております。

医師の紹介

院長 藤平 威夫

院長 藤平 威夫 

日本医科大学大学院卒業
医学博士

専門領域 総合診療科、消化器外科、外科、腫瘍外科、肝胆膵外科、大腸外科、胃腸科、乳腺・甲状腺外科、救急医学
所属学会
資格
日本外科学会認定医・専門医
日本消化器外科学会認定医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本医師会認定産業医
NST認定医
日本臨床外科学会
日本癌治療学会
日本静脈経腸栄養学会

第一消化器外科部長 馬場 靖雄

第一消化器外科部長 馬場 靖雄

帝京大学医学部卒業

専門領域 消化器外科、外科、消化器腫瘍、腹腔鏡手術、癌化学療法
所属学会
資格
日本外科学会
日本消化器病学会
日本消化器外科学会
日本消化器内視鏡学会

副院長 中西 一夫

副院長 中西 一夫

大阪市立大学卒業
医学博士

専門領域 消化器外科、外科、胃がん、大腸がん、乳がん
所属学会
資格
日本外科学会認定医・専門医
日本消化器外科学会認定医
日本医師会認定産業医
NST認定医

第二消化器外科部長 藤平 威明

東海大学医学部卒業

専門領域 一般外科、消化器外科
所属学会
資格
NST認定医

ジオン(ALTA)注について

ジオン注(ALTA)とは

ジオン注(ALTA)は、脱出を伴う内痔核(排便時に出てくる、あるいは普段から出たままになっているようないぼ痔)に対して、注射による治療を可能にしたものです。

1 痔核(いぼ痔)とはどんな病気でしょうか?

肛門周辺の粘膜の下には、血管が集まって肛門を閉じる働きをするクッションのような部分があります。肛門への負担が重なると、クッションを支える組織(支持組織)が引き伸ばされ、クッション部分が大きくなり、出血したり肛門の外に出たりするようになります。これが痔核(いぼ痔)です。

痔核には、直腸側にできる内痔核と、肛門側にできる外痔核があります。
また、内痔核が大きくなって脱出するようになると肛門側の痔核、つまり外痔核を伴って内外痔核という状態になることもあります。

2 ジオン注による治療法とはどんなものでしょうか?

「脱出を伴う内痔核」にジオン注を投与して痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。
痔核を切り取る手術と違って、痔核の痛みを感じない部分に注射するので「傷口から出血する」「傷口が痛む」というようなことはなく、入院期間の短縮も期待できます。

3 ジオン注とはどんな薬でしょうか?

ジオン注の有効成分は硫酸アルミニウムカリウム水和物タンニン酸というものです。

  • 硫酸アルミニウムカリウム水和物…出血症状や脱出症状を改善する
  • タンニン酸…硫酸アルミニウムカリウム水和物の働きを調節する

有効成分の頭文字からALTA(アルタ)とも呼ばれます
Aluminum Potassium Sulfate Hydrate・Tannic Acid

4 どのようにジオン注を投与するのでしょうか?

ジオン注を投与する前に肛門周囲への麻酔か、下半身だけに効く麻酔を行い肛門周囲の筋肉を緩め注射しやすくします。
麻酔法については先生にご確認ください。

ジオン注はひとつの痔核に対して図のように4か所に分割して投与します。これは痔核に薬液を十分に浸透させるための方法で、4段階注射法といいます。
複数の痔核がある場合には、それぞれに投与します。投与後しばらく点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまで安静にする必要があります。

5 ジオン注を投与するとどうなるのでしょうか?

  • 投与後の早い時期に痔核へ流れ込む血液の量が減り血液が止まります。 脱出の程度も軽くなります。
  • 投与した部分が次第に小さくなり、引き伸ばされていた支持組織が元の位置に癒着・固定して、脱出がみられなくなります。(1週間~1か月)
  • 出血がみられなくなります。
  • 脱出や肛門のまわりの腫れがなくなります。

6 ジオン注の投与後の経過は?

排便はいつから?
  • 排便は翌日から可能です。
  • 痛みをこわがって我慢しないようにしましょう。
仕事復帰は?
  • 数日間はできるだけ安静にしましょう。
  • 「力仕事」「冷え」「長時間の同じ姿勢」を避けましょう。
通院は?
  • 手術と同じくらいのケアが必要です。
  • 好ましくない作用(副作用)が起きることもありますので、定期的に通院してください。

ふだんと違った気になる症状(痛み、出血、排便がしづらい、発熱など)があらわれた場合には、すぐに担当の先生を受診してください。
副作用などに対する処置が必要になった場合には、状況によって、お薬(炎症を抑えるための抗生物質や消炎鎮痛剤、 あるいは便をやわらかくするための緩下剤)の投与、坐浴、手術を行うことがあります。

他の医療機関で、直腸肛門の診察を受けるときには、ジオン治療を受けたことを必ずお伝えください。

7 日常生活で注意すべきことはなんでしょうか?

治療後も以前と同じように肛門に炎症を起こすような生活を続けていると新しい痔ができてしまいます。再び痔にならないためにおしりに負担のかかる生活を改めることが、なによりも大切です。

規則正しい排便週間を身につけましょう

  • 便通を整えるために食物繊維や水分を摂る
  • 便意があったらトイレに行く。我慢しない
  • トイレに長居をしない。いきむのは3分以内。
    無理に出しきろうとしない
  • 下痢を防ぐためにアルコール類、香辛料などは控える
  • 腸の働きをよくするために適度な運動をする
  • 便秘の原因になる無理なダイエットはしない
おしりを清潔にしましょう
  • 坐浴を行う
  • あるいは
  • 温水洗浄式便座を使う
    • ⇒水圧は弱めに
    • ⇒温度に注意
    • ⇒刺激し過ぎない
  • おしりに力がかからないように便器の上に洗面器を置いておしりを洗います。
  • 洗った後、おしりをよく乾かす
    • ⇒乾燥機能がない場合は清潔なタオルなどで軽くおさえるようにします。
  • お風呂に入って血行をよくする
  • お風呂に入るときは、石鹸でゴシゴシ洗うのではなく、お湯で流すようにしてください。
おしりへの負担を減らしましょう
  • 長時間、同じ姿勢をとり続けない
  • 過労やストレスを避ける
  • 体を冷やさない

座りっぱなし、立ちっぱなしは肛門がうっ血しやすいので、2時間おきにストレッチ体操などにより血行を改善しましょう。